TOKYO GIANTS TOWN

TOKYO GIANTS TOWN（トウキョウ・ジャイアンツ・タウン）

東京都稲城市矢野口で建設が進行中のTOKYO GIANTS TOWNは、読売ジャイアンツの2軍専用の新球場や多彩なエンターテインメントが融合した大規模施設です。このプロジェクトは、2025年からジャイアンツの2軍が中心となる運用が計画されています。

概要

ジャイアンツのファームチームは、これまで長年にわたり川崎市多摩区にある読売ジャイアンツ球場を利用してきましたが、2016年には稲城市に約41,900m²の市有地を購入し、新たな2軍専用球場を建設する方針が固まりました。この新球場の建設は、2023年1月に始まり、よみうりランドとの提携を通じて水族館や飲食施設などが整備され、スポーツとエンターテインメントが融合した地区の形成を目指しています。これに伴い、球場の完成時期は当初の予定から2年遅れ、2025年3月を目指しています。

新球場の概要

• - 球場名: ジャイアンツタウンスタジアム（通称: Gタウン）
• - 工事期間: 2023年7月着工、2024年12月竣工予定
• - 敷地面積: 35,131m²
• - 建築面積: 5,300m²
• - 延べ面積: 7,670m²
• - 地上階数: 3階
• - 構造: 鉄筋コンクリート造（適所に鉄骨造）
• - 収容人数: 約2,600席
• - グラウンドサイズ: 両翼100m、中堅122m、全面人工芝
• - 照明設備: LED 6基

このスタジアムは、観客席のテラス席や外野芝生席を設けるなど、観覧体験を充実させています。さらに、イースタン・リーグの試合や、女子チーム、U-15ジュニアユースチームの活動、地元アマチュアの試合など、多様な用途での利用が期待されています。サブグラウンドも設けられ、地域のイベントや少年少女向けの野球教室「ジャイアンツアカデミー」としても活用される予定です。また、建設にあたり、マウンド下に選手のサイン入りボールが埋められるなどの記念行事も行われました。

水族館の概要

新球場の外野後方には、持続可能な開発目標（SDGs）に貢献する水族館も設置される予定です。この施設は「生き物が主役」というモットーのもと、地元環境の保全にも寄与しながら、地域の子どもたちに自然との触れ合いの場を提供します。

• - 施設面積: 8,600m²
• - 構造: 地上3階・地下1階
• - 完成予定: 2026年度中

大型水槽やアシカなどの観察ゾーンが設けられ、訪れる人々が生態を間近に楽しめる工夫が施されています。さらに、学校や地域団体と連携し、自然や命についての学びの場も提供する予定です。また、最新の水処理技術を導入して、環境への配慮を大切にしています。

アクセス

TOKYO GIANTS TOWNへのアクセスは、京王相模原線の京王よみうりランド駅から徒歩約15分。また、シャトルバスや路線バスも予定されており、便利に訪れることができるでしょう。

このように、TOKYO GIANTS TOWNはスポーツとエンターテインメントが一体化した新しい施設として、多くの人々に愛される場所になることが期待されています。

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